快適性はGクラス超え! 公道試乗でわかったレクサスLXの乗り心地
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 138
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 138
昨年の発売と同時に人気が殺到し、長い納車待ちが生じているトヨタ「ランドクルーザー300」。このランクル300と基本骨格とパワートレーンを共有するレクサス「LX」もまた発売と同時に人気が沸騰、納車まで3年とも4年とも言われている。同じ工場で生産しているのだから無理もない。すでにランクルの走行性能の高さはオンロードやオフロードでの走行を通じて確認済みだが、ようやくLXでも公道を走らせる機会を得た。前編ではオンロードの走行性能についてリポートしたい。
LXは標準(1250万円)、オフロード(1290万円)、エグゼクティブ(1800万円)の3仕様。オフロードはスピンドルグリルが黒光輝塗装、フォグランプ周辺が漆黒メッキとなるほか、265/65R18サイズのタイヤ&ホイールが装着されるのが特徴だ。エグゼクティブは外観上はタイヤサイズが標準の265/55R20に対し、265/50R22となる程度の違いに留まるが、2列シート5人乗り、もしくは3列シート7人乗りの標準、オフロードに対し、後席が左右独立となり4人乗り仕様となる。後席はリクライニングをはじめ、さまざまな仕掛けが施されており、550万円高い。
最近はほとんどのSUVがボディとシャシーが一体化したモノコック式を採用するが、LXは伝統的なBOF(ボディ・オン・フレーム)式を採用する。ラダーフレームシャシーにの上にボディを載せて固定している。BOF式のほうが高い悪路走破性、耐久性、牽引能力を確保しやすく、修復もしやすいというメリットをもつ一方、車両重量がかさみ、燃費と快適性の面で不利というデメリットをもつ。構造的に近いのはメルセデス・ベンツ「Gクラス」やキャデラック「エスカレード」あたりだ。
他の多くのラグジュアリーSUVが燃費と快適性を重視して軒並みモノコック式を採用するのに対し、LXは中東や豪州など、ラグジュアリーSUVであっても、砂漠をはじめとするタフな環境で使われる市場で人気が高く、モノコック化によって悪路走破性や耐久性が落ちたと言われるわけにいかないという特有の事情がある。タフなことで世界的に評判が高いランクルをベースとしたレクサスであることがウケているというわけだ。ほぼ同じ理由で電動化も見送られた。
ライバルが(乗用車をベースとする)モノコックでありながら高い悪路走破性を備えようとしているのに対し、LXはBOFでありながら高い快適性を備えようとしている。そしてそれぞれが得意とする市場はあるものの、おおむね同じ土俵で勝負している。目的は同じだがアプローチが違うという図式だ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
日産 新型「ノートSUV」世界初公開へ! 新・精悍グリルに反響も! 新型「ノート“クロスオーバー”」間もなく発表
フェラーリ代表、ニューウェイ獲得交渉の状況明かさず。「長期的な話もしているが、今はチームのメンバーを信頼している」
街乗りでも効果絶大! アライメント調整で車の走行性能をアップさせる方法~カスタムHOW TO~
マツダスピリット レーシング RS【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
6月2日はもてぎに集まれ! サーキットツーリングもできる「HondaGO BIKE MEETING 2024」実施コンテンツの全貌が明らかに
【私の相棒・愛車自慢】MINIは一度は乗っておくべきクルマといいつつ、決め手は妻の好みでした。by 岡本幸一郎
スバル新型「最上級SUV」発表! 約800万円の「新モデル」に反響多数!? 全身オシャブルーな「アウトバック プラチナクロス」独に登場
VW新型「ゴルフGTI」欧州で先行販売開始 光る“VWバッジ”初採用!20馬力アップの265馬力となった新型の気になる価格とは
「おいおい、勘弁してくれ…」車に血痕、突然過ぎて気持ち悪い。一体なぜ?
日産「新型3列ミニバン」発表! 全長5m級&大開口スライドドアの「エヴァリア」欧州に!? 海外での反響は?
「ジョーダンじゃねえっ くそったれがァ!!」『頭文字D』赤城レッドサンズのナンバー2 高橋啓介のFD型無線マウス
[知らないと道交法違反!?]タイヤにある△マークの意味
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
【装備充実】ミドルサイズSUV「F-PACE」にジャガー90周年特別仕様車を追加 917万円から
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ